週刊少年ジャンプという時系列
「子供の頃、ジャンプって買ってた時期ある?」
「流石に「ちゃお」だったな〜…」
「かざみんと言えど、「流石に」女のコはそうだよな〜」
「…赤子の頃からONE PIECEずっと読んでたけどね」
「やっぱり揺るがないね〜〜〜!」
23年前、父親がふと立ち寄ったコンビニで買ったONE PEACEの単行本1巻目。
自分が生まれる1年前から、漫画知識を手に入れる運命が決まっていた系彼女・かざみんです。
私の部屋に、1巻から91巻まで全巻揃ってます。チョイ役キャラ名まで何でも言えます、小学生の頃からずっと。
今日は「週刊少年ジャンプと絵」の話。
一昨日、夜ご飯を一緒に食べながらふと
「そういえばNHKでやってた、ジャンプ特集が面白くてさ」
と上司が一言。
どうやら先日、週刊少年ジャンプさんが創刊50周年記念番組をNHKで行なっていたようで。
上司は幼少期にキン肉マンを最推し、Drスランプ・アラレちゃんを楽しみ、高校には「スピリッツ」に乗り換えて美味しんぼを読んだのだそう。
Wikiペディアでジャンプの連載作品を時系列で見てみましたが、お互い「懐かしーー!」となったのはお互い知らない作品でした。当たり前です。
(ちなみに私は「ぴゅー!と吹くジャガー」辺りで、色んな懐かしい記憶が蘇ります)
お互い漫画が好きと言いますが、上司と私はその路線がやや違うと言いますか。
絵を描く身分、そもそも2次元を好む私は、絵のクオリティや味も大切ですが、どちらかというとシナリオやストーリーに重きを置くタイプ。
(そして割とファンタジーやスポーツ、心をえぐられるものが好き)
上司は何のタイプかというと、
「絵ができるまでの製作課程を、永遠と眺めていたい」タイプ。
何を隠そう上司、実は美大卒。
私がダラダラとiPad proで絵を描く横で、それを眺めていたかと思うと「ちょっと貸して!」とペンを横取りお絵かき。結構味のある絵を描きます。
で、話を戻してNHK。
つまり、漫画ができるまでの編集さんのアレコレや、漫画家さんの手元を見られるような内容だったということで「今度DVDに落としてくるわ、番組!」とのこと。
律儀なもので、気に入った番組はDVDにして持ってきてくれます。このパターンだけは押し付けも受け入れます。(このご時世、DVDに焼いて持ってくるなんて相当の熱量でございますからね!)
そんで一緒に見ながらああだこうだ、すげーだの言いながら見るのが結構好きです。ふふ。
年が違うからこそ見る観点が違ったり、それこそ昔は原稿用紙にGペンとベタ、トーンを貼って…でしたが、いまやイラストは私のようなデジタラーが主流。
(とはいえ私も学生時代の落書き癖で、紙にシャーペンが1番しっくりくるんですけれどね。)
「今はこんなのもパパーッと出来るんだなぁ…」
と味のある絵(もちろん色無しの単太線オンリー)を描きながら呟くのです。
私自身、描いている様子を隣で見られるのは、本当は非常にとっても嫌なので、彼が描いているときは無意識か、手元を見ません。遠くから顔ばっか見てます。無駄に可愛いので。
眉間にシワを寄せて真面目にiPadと向き合っていたかと思うと「あ、やべ間違った!どうやって戻すの!」
と、この世の終わり・HELP!状態になって駆け寄ってきます。
その度、その度に、本当に心から思います。
「 買ってよかった、iPad pro。 」
かざみん